日々を味わう。

日々の記録と、食べたごはんと、好きなお菓子と、気に入った言葉と、聴いていた音楽を記録する場所です。ときどき豆柴。柔らかな日々を。

家の近くに転がっているエンターテイメントに目を向けよう。


1.
旦那さん初の自宅待機の日がやってきた。旦那さんのお仕事は在宅では出来ないので「通常勤務、時差出勤、短縮勤務、自宅待機」を回すようになるそうだ。
仕事をする時間が減ってもいつもと同じをサイクルを続けようね。そう言い出したのは私だったが、今朝は気がついたらお弁当を作るための早起き分寝坊していた。初日から狂っている。旦那さんは私より少し早く起きてムーちゃん(豆柴)の散歩に行って洗濯もしてくれた。
その横で私は始業。天気なので窓を開けて仕事をしている。奥で聞こえる旦那さんの作業音が心地良い。意外とひとりより2人の方が集中できるかも。

私は「在宅勤務」。旦那さんは「自宅待機」。
私は家とはいえ一日中パソコンに向かって会議にも出席する生活だが、一方で旦那さんの行動は自由。言ってしまえば寝ててもいい。ただ私の気持ちとしては、何して遊んでいても良いから「起きないのだけはやめてほしい」という思いがあった。なので、自宅待機が始まる前に何気なく「いつもと同じサイクルを続けようね」という話をしてみた。おかげで楽しい2人の家籠もりDAYとなれた。
云うか云わないかは問題ではない。「どのようにして伝えるか」が重要。人と生きる上でそういうことは少しずつ学んできた。雰囲気や言い方って大事。Slackやメールの「!」も会えない今は超大事。小さい時お母さんに教えてもらっていることは大人でも守らなきゃダメ。

2.
お昼休憩に「クレープ屋さんに行こう!」と言い出しのも私。
そう、昨日突然思い出したのだ。家の近くにおいしいクレープ屋さんがあることを。
あるじゃないか、エンターテイメント。原宿に行かなくても食べられるエンタメスイーツが、この町にはある。
旦那さんはしょっぱいクレープを食べるのが夢だった!とノリノリで応えてくれた。身近なところに夢が在るのは良いことだ。私も夢をいっぱいつくろうと思った。
クレープ屋さんはいつものスーパー、薬局、お肉屋さん、八百屋さんとは逆の方向にある。思えばこちらの道を歩いたのはいつぶりだろうか。渋谷に行く時に乗るバスがある方向なので、この道を一緒に歩くだけでもなんだか遊びに行く気分になった。

クレープ屋さんはいつものように看板を出していた。いつもと違うのは、受け取り口がちっちゃくなっていて、あとはビニールで塞がれていたこと。コンビニなどで最近良く見られる感染対策と同じ。
私は「イチバンもりもりなクレープ」として思いつくバナナチョコ生クリーム、旦那さんはツナとソーセージのおかずクレープを頼んだ。亭主の「ありがとう」が、なんだかいつもより力が入って聞こえた。

感染予防のため、クレープは持ち帰りにしてもらって家で食べた。甘くてモチモチで最高に幸せだった。仕事の合間にこんなの、なんだかちょっと悪いことをしている気分。でもアメリカじゃ在宅勤務で皆酒を飲んでいるという噂を耳にしたし、これはかわいいものだろう。

食べながら、もう一度亭主の声が思い浮かんだ。近いうちに、今度はおかずクレープを買いに行こう。また会いにいこう。


●今日のご飯
朝:食べなかった
昼:クレープ(バナナチョコ生クリーム♥)
夜:鶏むね肉の棒々鶏風味、セロリとキャベツのスープ、炊き込みご飯

●今日の一曲
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お題「#おうち時間