日々を味わう。

日々の記録と、食べたごはんと、好きなお菓子と、気に入った言葉と、聴いていた音楽を記録する場所です。ときどき豆柴。柔らかな日々を。

言葉ひとつ。行動ひとつで、変わること。期間限定のフリーランス。感謝続きの日々でした。

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1.
コロナの感染状況は未だ落ち着かない。「なんだか不思議な一年だよね」と挨拶ついでに付け加えてきた日々だった。
良いことも確かにあった。良くないことはあちらこちらに散らばっていて、直視がうまくできないことも多い。
たくさんの当たり前が変わった。
地震の時のように、悲しみ一色の世間にはなっていないかもしれないけれど、確実にいろんなことがじわじわと変化しているのを感じてしまう。
また行きたいねと話していたお店がなくなった。DJの出演を自粛してもう1年が経つ。会いたい人には気軽に会えない。母の体調はいつも心配だ。
 
それでも出来る仕事は沢山あることもわかった。
あれよあれよと時間が経っていき、気が付いたら12月の入社も目前。
去年の1月に長く働いていた職場を退職し、勉強のための1年間と期間を決めて初めたフリーランス
常駐のお仕事も、コーディングのお仕事も、こんな時期にも関わらず新しい経験がたくさん出来た1年間だった。
 
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毎日は当たり前に流れているように思うけれど。
自分が決めたことで。自分が言葉をひとつ発したことで。自分が行動をひとつ決めたことで。見える景色がぐんと変わることも、たまにホントにあって。笑っちゃうくらいホントにあって。
 
面白そうだから行っちゃおって決めなかったら、知り合いになれることはなかっただろう人もいたし、
パソコンが好きだから情報学部に行こうって決めなかったら、今の仕事はしていなかっただろうし、
好きな人に好きって言ってみなかったら、今のやさしい旦那さんは居なかっただろうし、
もう少しやってみよって居心地の良い会社を辞めなかったら、こんなに刺激的な人たちと共にお仕事させてもらえることもなかったし。
 
そして私の優柔不断な経験は、ブツブツに途切れているように見えて、私が生きている限り細い糸で繋がっている。どこかでまた会えるかもしれないし、ふとした時に貴方の言葉を思い出して励まされるかもしれない。誰かの日々に私もそうやって思い出してもらえることがあったらいいな、と思ったりもする。
 
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こんなことはもう一生ないかもしれないくらい、短期間に「ありがとう」と「さようなら」を言わなくちゃいけない日々だったけれど。
おかげ様で、勿体無いくらいたくさんの「ありがとう」をもらえた。過剰な感謝の言葉に囲まれて、また新しい場所に行く。

短期間だったけれど、たくさんのすてきな人たちと働けた。あっちの会社もこっちの会社もそうだった。
そんな人たちが本当に居ることを実感できてよかったし、仕事をしている人がちゃんと「格好いいな」と思うことも出来てよかった。
 
私は自分で何かを造れる人が好きで、惹かれて。自分には何があるかな、何も上手くないかな、って未だに自信は持てきれないけれど。
目の前にあることを考えて、向き合って、真剣に付き合うことはしてきた。できてきた。それは私が想い描く「格好いいこと」では全然ないのだけれど。
最近は、楽しいと思えることも少し増えてきた。惹かれる人に面白がってもらえることも少し増えてきた。
素敵な人に関われていることがひとつ。私の誇り。これからもそうでありたいから。自分が面白いなと思う人にせめて目を合わせてもらえるようにと、何かしらやり続けていくのだ。
 

12月も、楽しみ。
楽しいことをするためには、楽しくないことをしなきゃいけないのは絶対。楽しくないことともきちんと向き合えるようになるために、楽しいことをしっかり見据えて。
ゆっくりでいい。何様でなくてもいい。少しずつ見て、聴いて、感じて、造って、生きていく。
通りすがったみんなにありがとう。
またあいましょう。
 
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今週のお題「感謝したいこと」